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ヒルクライムの会場で多いワケ LOOK 586SL

いつもはそんなにお目にかかれないのに、レース会場では良く見かけるブランドがあります。

LOOKです。

なぜなんでしょう?

このモデルも、そんなレース会場で姿を見せるLOOKでございます。

 

 

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LOOK 586SL

メーカー希望小売価格 ¥378,000

※現金にてお支払時 クーポン券¥54,000発行

 

2008年から5シーズン目を迎える586。

各部を煮詰め、「SL」の称号を与えられてリニューアルしました。

登場当初から「至高のヒルクライムバイク」を名乗っている586ですが、他メーカーのライバルに比べ、実はそれほど軽量ではありません。

にもかかわらず、このバイク、ひいてはLOOKをヒルクライムの現場でよく見るのは、LOOKが目先の軽さだけにとらわれず、登り続けるための能力をバイク全体に与えたからなのです。

 

 

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SLにおける大きな変更点は、カーボン素材のグレードアップ。

かの695と同じ、HMスーパーライトカーボンを採用し、軽量さを全く犠牲にすることなく剛性と快適性を向上しました。

レイヤーも同時に変更され、より推進力を確実に路面に伝えるフレームに仕上がっています。

 

 

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 フォークは586から引き続き、「HSC6」を採用。

LOOK初の上下異型ヘッドに適合するこのフォークは、横から見ると一見ストレート形状ながら絶妙なベントが与えられ、剛性とトラクションを両立した踏ん張りの効く傑作です。

595にも同様のものが採用され、プロチームが激しいレースを戦い抜いたのは、このフォークの信頼性を証明する何よりの証拠です。

  

 

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コラム径は上が1-1/8、下が1-1/4の上下異径ヘッドを採用しました。

 

ヒルクライムで良く出現する下り返しでも、登った後では必ず降りなければならないダウンヒルでも、卓越した安定感を演出しています。

玉当たり調整には独自の「HEAD FIT2」を用い、剛性アップとともにメンテナンス性の向上をも実現しています。

 

 

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すっきりした印象の後ろ三角。

 

 

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チェーンステーは長方形の断面になっていますが、この形状はねじれを抑え、ペダリングした瞬間にバイクを前に進ませる特性を持たせたもの。

 

バイクを降りるか降りないかの瀬戸際の低速域では、ペダリングしてからバイクが進むまでにタイムラグがあると致命的です。

踏み込んだ瞬間前に進み、高い安定感をもつ586SLの特性は、ヒルクライムに最大の威力を発揮する狙い尽くされたものなのです。

 

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695と同じ仕様のもう一つの部分が、このインテグラルシートポスト「E-POST」。

 フレームの持つダイレクト感は最大限に活かしつつも、余分で不快な振動はカットしてしまうという、魔法のような乗り心地を実現するための重要パート。

付属するパーツでダイレクト感と振動吸収性のバランスを調整でき、決してメーカーのお仕着せではない、融通のきくシステムとして完成されています。

 

カーボンを知り尽くし、あらゆる部分をヒルクライムのために昇華させた設計は、単なる軽量バイクの領域をはるかに超える能力につながっています。

また、本来の用途と異なり、サーキットでのレースに使うとしても、持ち前のダイレクトさ、安定感、素直さは非常に高い適性を発揮してくれます。

 

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快適にレースを走りぬくためのあらゆる工夫が施された586SL。

当店に入荷したのは、サイズS(トップチューブ長530mm、適性身長172cm前後)、カラーはマットブラックです。

高い実力が要求される場でこそよく見かけるLOOK、その理由を存分に味わっていただける1本です。

 

Author:T.Ishizawa

2012/1/6

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