めっさ軽い! ってだけじゃない!!wilier ZERO7
近年競争の激しさを増しつつある、フレームの軽量化戦争。
軽いだけのフレームではお話になりませんが、最近では軽さと性能をキチンと両立したものが大多数。
そんななかでも、軽くてよく進み、しかも快適、なんて夢のようなフレームが入荷いたしました!
Wilier ZERO7
¥588,000
※現金払い時、クーポン券¥84,000ぶん発行
100年を超える歴史を持ちながらも、センセーショナルなモデルを続々とリリースする、イタリアのウィリエール・トリエスティーナ。
これまでフラッグシップだったCENT1(チェントウノ)に代わり、新たに最上位グレードとして発表された「ZERO7(ゼロセッテ)」。
その軽さで話題を呼んでいますが、軽いだけのフレームなどではございません。
フレーム素材には、三菱レーヨンが製造する60トンカーボンを採用。
軽さと剛性を両立するため、最高グレードの素材を利用しました。
しかし、カーボン素材は硬くすれば硬くするほどもろくなるという弱点があります。
同社のCENT1では、硬いカーボンを採用したことによる破断のリスクを抑えるため、特殊なウィーブ(繊維の編み方)をしていました。
そうすると重量が少し重くなってしまうのですが、今作では軽さを優先するため、その方法は使いません。
ウィーブの変更ではなく、特殊な「SEIフィルム」という素材を組み込みました。フィルムを組み込むことで、耐破断性を大幅に向上し、軽いフレームを丈夫にすることに成功しました。
フレーム重量は驚異の781g(実測、フレーム小物含む、シートクランプ除く)。
現在手に入るフレームの中でも、最も軽量なものの一つです。
優美な曲線を描くトップチューブ。CENT1でも採用されている、快適性を確保することができる形状です。
フレーム形状で快適性を確保する一方、じつは先ほどご紹介したSEIフィルムも、振動吸収性を確保する重要な要素。
フィルムがあるとないとでは、倍ほども振動吸収性が違うそうです。
マッシブなボリューム感からは想像もつかないような快適性を、このフレームは提供してくれます。
これまでヘッドの規格に保守的だったウィリエールとしては珍しく、上下異径ヘッドを採用。
安定感の向上に寄与しています。
ヘッドチューブ内部はベアリング圧入部まで全てカーボンで造られ、軽さの追及に余念がありません。
フォークにも、フレーム同様緩やかなカーブを与えられています。
過大なボリュームこそありませんが、快適性を充分に保ち、ライディングを支える屋台骨としての能力を持っています。
このZERO7、もともとプロロードレースではなく、アマチュアの使用を最優先に設計されています。
UCI規定を簡単に割り込んでしまうフレーム重量もそのためなのですが、フォークを含めた全体の乗車感はしなやかに設計されています。
後ろ三角は比較的シンプルなもの。ストレートなパイプの造型でダイレクトさを、SEIフィルムの採用で快適性を演出しています。
シートステーはCENT1と比べて細く、後輪の受けたショックを極力ライダーに伝えないようになっています。
ボリュームをほどほどに抑えられたバックの造型で、フレームは意図的にしなるよう設計されています。
そのしなりこそが、アマチュアの脚力では「よく進む」感覚を生み出してくれます。
プロではなく、あくまでアマチュアライダーが乗ったときにそのよさを発揮するフレームでございます。
フロントディレーラーの直付け台座はアルミ製。
カーボンをあえて採用せず、一般のライダーが作業をしてもトラブルに耐える堅牢なつくりを優先しました。
形状は極めてコンパクトで、アルミだからといって重量を犠牲にしてはいません。
全体的にハイボリュームな造型の中で、一際目立つのがBBシェル。
ウィリエールが新たに提唱する新規格、「BB386EVO」を採用しました。
軸の太さはBB30、シェル幅はBB86と同じという、最新規格のフュージョンしたような大径BBです。
剛性の高さや回転抵抗の低さは、同時に発表されたFSAのクランクや、当店でも好評販売中のROTOR 3D+などでその威力を最大限に発揮。
専用のアダプターが付属しますので、3大コンポのクランク(シマノ・ホローテック2/カンパニョーロ・ウルトラトルク/スラム・GXP)が使用可能です。
革新的なスペックが続々並ぶ中で、シートポストはきわめてオーソドックスな丸断面。
なんでもこちらの方が軽くできるから、というのが採用された理由のようですが、高さ調節などで融通が聞きやすいぶん、こちらの方がメリットが多いかもしれません。
軽さを主軸に、運動性能と快適性を一般ユーザーのために最適化したZERO7。
入荷したのはフレームサイズS、トップチューブ長528mmで、おおよそ170cm前後の方にジャストフィット。
使いやすく高性能なバイクをゲットできる、またとないチャンス。新宿カスタムにお急ぎください!
Author:T.Ishizawa
2012/1/12