端から端までがツッコミどころ THM SCAPULA F
こないだのブレーキ以来、すっかり変態性の象徴としての地位を不動のものとしたTHMですが、更なる変態パーツを仕入れてしまいました・・・。
最近はなかなか姿を見かけない、ロード用のフォークの単品販売ですが、ドイツ人はあきらめません。
まだまだだとばかりに、今日も元気にカーボンフォークを製作しています。
THM Scapula F
¥168,000
ご覧の通りのフルカーボンフォークです。
美しいカーボンクロスを、グロスで仕上げた高級感溢れる仕上がり。
エンドにはあえてアルミを採用し、ホイールの固定力を確保しました。
デザイン上の最大の特徴は、ボリューム溢れるクラウン・・・って、
・・・・
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・・・これ なに?
そう思って、フォークを背後から覗いてみると、・・・!
ブレーキパッドホルダー・・・だと?
そうです。この「Scapula F」、何を隠そう(隠してますけど)、ブレーキを内蔵してしまったフロントフォークなのであります。
軽量化と空気抵抗の削減のため、THMはフォークとブレーキを一体成型するという荒業に出ました。
同様のシステムは各社のTTバイクなどでも採用されていますが、フォーク単品でコレをやってしまうというのが、もうなんというか、好きですねこの人たち。
肩から伸びた謎の金属管は、ブレーキケーブルを受けるワイヤーリードでございます。
ここから入ったブレーキインナーが、フォークブレード左右に組み込まれたアームを引っ張ります。要するにちっちゃいVブレーキ。ただしフルカーボン。
ちなみにブレーキパッドは例によってシマノ互換ですが、固定方法は「Fibula」とは異なっています。
コラムにも工夫が施されています。
コラム外周部を覆う金色の層はアラミド繊維。せん断方向にはきわめて弱いカーボンに代わり、ステムのクランプ力からコラムを守ります。
さらに、コラムの内部にはなにやら螺旋模様が・・・
ここに、写真のようなアンカーをねじ込んで、トップキャップ固定の足がかりにします。
アンカーの重量はわずか3.2g。ゴッドハンド謹製のうさんくさスペシャルアンカーナットには及びませんが、市販されている中では最軽量のアンカーです。
ここまで突っ込みどころ満載のギミックを搭載した「Scapula F」ですが、ブレーキまで一体化しているにもかかわらず、重量はわずか320g!ハイエンドのフレームに付属するフォーク単品と同等か、それ以上の軽さには感服せざるを得ません。
究極の軽量化手段が、また一つ出来てしまいましたね(汗
フロントブレーキはコレでフォークにビルトイン、リアは「Fibula」なんてやっちゃった日には、バイクもお財布も宙を舞うばかりの軽量化に成功、仲間からは奇異の目で見られること間違いなしです。ほーら、換える気になってきたでしょ!?
Author:T.Ishizawa 2010/11/18