ゴッドの決着 ~魔改造の塊を完成させる

普通はまずやらない電線の内蔵工作を済ませ、いよいよニューバイクの組み上げにかかるゴッドハンド。

 

・・・と書いたところで思ったのですが、ゴッドハンドの組み立てにおいて「普通はまずやらない」というものが、電線だけで終わるわけなどなかったのであります。

 

ともかく、いわゆる普通の「組み立て」プロセスを進めるゴッドハンド。

そんな中でも、小技の数々がデパートのように広げられていきます。

変態チックな作業工程の末に、ついにバイクが完成いたしました。

 

 

 

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BOTTECCHIA MILLE ゴッドハンド謹製 新宿カスタム的完成車

 

カーボンなのに、ギラリと輝く金属光沢。

大きな弧を描くフレームワークが特徴的な軽量フレームを、超軽量バイクとして組み上げました。

各所にちりばめられた、妖しげなクラフトの数々をご紹介いたしましょう。

 

 

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シフトケーブルの脇からフレーム内部に入っていく、SRMのコード。

外部からみてスッキリとした場所に、内蔵処理を施しました。

ステアリングを切っても悪影響がないようにも工夫されています。

 

 

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SIX13から引き続き搭載されたブレーキは、ZERO GRAVITY・・・ではなく、その前身にあたる「CAT USA」のブレーキキャリパー。軽さとブレーキ力を両立した名品です。

ちなみに、当初このブレーキには、ゴッドハンド謹製 「カーボンブレーキパッドホルダー」が装着されていたのですが、「ブレーキパッドが勝手に脱落する」というあまりにもアレなトラブルを持っていたが故、市販のアルミ製のホルダーに差し替えられました。ゴッドハンドにも筆の誤りってヤツですかね。

 

 

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ステムの前方に取り付けられたSRMのディスプレイ。

これを使いたいがために、ゴッドハンドはフレームにドリルでウィウィウィンと穴を開けていたわけであります。

クランクのひずみゲージで出力を計るSRMは、精度の高さから世界中のプロライダーから信頼を集めています。ゴッドハンドの信頼も集めています。

 

 

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ステムの頂上に鎮座するヘッドキャップですが、なんか大きく見えるのは気のせいではございません。

 

カーボンの板を切り抜いて作成した、その名も「ゴッドキャップ」。

カーボン製の極薄のキャップをポリカーボネートのボルトで固定するという、ギリギリなブツでございます。

もちろん、内部に入っているのは、史上最軽量のアンカーナット、「ゴッドアンカー」。

ヘッドの重量を極限まで抑えています。

 

ちなみに、このゴッドキャップ、妙な面積の広さを活かして、こんなことができたりします。

 

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綾波いぃィィ

 

足を着くスペースが豊富に用意されたうえ、ボルトの頭も含めて真っ平らなゴッドキャップは、フィギュアを乗っけるのに最適。

「綾波でもケロロ軍曹でもいいから、何か乗っけましょうよ!」と提案したわたくし石澤ですが、残念ながらゴッドバイクがフィギュアを乗せて走る光景は、未だに目撃できずにいます・・・。

 

 

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商品のご紹介の際に何度もツッコまれている、「BOTTOM BRAKE POWER」のフレーズ。

何をブレイクするのかはさっぱり不明ですが、ゴッドハンドはベアリングに「グリス無し、潤滑は(長持ちしないことで有名な)CDSのみ」という、耐久性のことなんかさっぱり考えていない処置を実施。

クランクを逆回転させると、異様な軽さでギュンギュン回ります。

 

 

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チェーンステーに取り付けられているのはスピードセンサーですが、この位置ではマグネットなんか付けられないのでは?

とお思いの貴方、ゴッドハンドを甘く見ていらっしゃる。

バイクをスッキリ見せたいゴッドハンドのこと、なんとSHAMAL ULTRAのリムにマグネットを内蔵してしまいました。

全景の写真で装着しているキネティック(現在のライトウェイト)のリムには元々マグネットが内蔵されているのですが、シャマルの同じ位置に自分でマグネットを入れちゃったワケですね。

 

 

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この写真を見て違和感を感じたとしたら、貴方はかなり鋭いでしょう。

アップで見てみると良く分かりますが、フロントディレーラーのパンタグラフ("RECORD CARBON"とロゴの入っている部分)は、自作のカーボン製という謎スペック。

カーボンを多用するカンパニョーロですが、現在でもこの部分はカーボン化されておらず、本物より本物っぽい先行をしたがゆえにむしろニセモノくさいという、ワケの分からんちん現象がここに起きています。

パンタグラフが自作だということは、もちろんそこに描かれたロゴも自作。何処かから拾ったロゴを、デカールプリンターで出力したとのこと。もう自分でコンポ造っちゃえばいいのに。

 

 

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プーリーケージはさすがにカンパ純正・・・と思いきや、表側こそ純正品であるものの、裏側はまたもやゴッドハンド謹製のカーボンプーリーケージ。

こちらは現在では純正のカーボンプーリーケージが出ているものの、ゴッドハンドがこれを自作したほうが先。好き者、いや、数寄者としか言いようがありません。

 

 

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シート周りは軽さを追求し、ax lightnessのAPOLO、ピラーは3TのDORICO LTD、シートクランプはTRID DESIGNのWEGHT WEEN CLAMPというコンボ。

ピラーの出しろが長いMILLEのこと、この辺のパーツには軽さと共に剛性も要求されますが、ゴッドハンドのチョイスは堅実。

・・・と思いきや、クランプは実はサイズが合ってないのを無理やり装着、サドルとピラーは相性が悪く、音鳴りがするのを接着して無理やり解決と、ワイルド(粗野ともいう)な手法が使われているのが全く持ってゴッドハンドです。

 

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タイヤは最近流行のチューブレス。しなやかさも魅力ですが、転がりの軽さはクリンチャーを圧倒するどころか、下手をすればチューブラータイヤに匹敵するほど。新宿カスタム店でもオススメのタイヤです。

これを、SHAMAL ULTRA 2-WAY・・・

・・・2WAY FITぢゃねえぇぇ

 

まだチューブレスに対応していなかった頃のシャマルに、STAN'sのバルブやシーラントなどを投入して無理やりチューブレス化。

実用面ではチューブレスタイヤそのもので使え、恩恵を最大限に享受しています。

わざわざ旧型シャマルを使い続けているのは、「金色が好きだから」だそうでございます。

・・・金欠だからじゃないんですね。

 

 

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邪道なパーツがありえないほど投入されているゴッドバイクですが、ここまで邪道を貫くと、むしろ王道を征くものにすら見えて・・見えてきませんかそうですか。

完成重量は、KINETICK Lightweightを装着した状態で6.2kg。目標は6kgジャストだそうですから、もうちょっとの努力(気まぐれ☆ごっど・はんど的な意味で)でしょう。

ちなみに、乗り味は極めてニュートラルで癖のないもの。軽さを活かしたヒルクライムからサーキットのレースまで、オールラウンドな扱いやすさを発揮します。

 

とりあえずの完成の後も、絶え間ない進化を続けるゴッドバイク。

今日も新宿カスタム店の奥で、妖しげな儀式が続いているに違いないのです・・・!

 

Author:T.Ishizawa

2011/8/15

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