無ければ造れ!
新宿カスタム店では、様々な作業を行っています。
そのためには、星の数ほどある商品の知識、取り付けを行う技術、そして専門工具が必要です。
そんなある日の当店。
「デュラエースのリーチを調整して欲しいんだけど」
或るお客様が自転車をお持ち込みになりました。
現行の7900デュラエースのSTIは、ブレーキレバーの初期位置を調整するアジャスターが付いています。
・・・付いているのですが、そのための調整ボルトが妙に奥まった位置にある上、中途半端な大きさ、幅、そして極めつけは樹脂製のボルトで非常にナメやすいというもの。
当店のドライバーを見渡してみたものの、よさそうなサイズはなかなか見つかりません。
そこで、
創りました。
中途半端サイズのマイナスドライバーです。
用途廃止になったボックスレンチの頭を切り落とし、軸の部分をグラインダーで切り出して成型しました。
これでいつでもデュラエースはOK!リーチアジャスターの調整はバッチリです。
そして、またある日の当店。
「スラムのチェーンを外して欲しいんだけど」
或るお客様が自転車をお持ち込みになりました。
スラムのチェーンは、チェーン切りを使わずに取り外しをする「パワーリンク」が採用されています。
・・・採用されているのですが、その「パワーリンク」が手では取り外せない上、ラジオペンチは狭くて入らず、そして極めつけは「リンクが使い捨て」というもの。
・・・コネクターを採用した意味が無いと思うのですが。
当店のペンチを見渡してみたものの、(当たり前ですが)よさそうなサイズはなかなか見つかりません。
そこで、
創りました。
余剰になったラジオペンチをソウドオフ(先端を切り落として短縮すること)、インナーリンクに入るよう幅をそぎ落とし、さらにローラーを掴むためのくぼみを設けて成型しました。
これでパワーリンクはバッチリ!いつでもOKです。
今回創った2種類の工具ですが、探せば売っているのでしょう。
ですが、わざわざ手配するのも時間がかかりますし、新しいものを創ってみるのもおもしろい物です。
・・・とか思ってたら、当店のボス(ヒゲの関口)は、もっと怪しげなものを製作していたようで・・・